優しい白衣の彼



食べ終わった食器を下げて、皿を洗った。



お兄ちゃんはとっくに食べ終わっていて、いつでも出られる状態。

私は歯を磨けば出られる。



歯を磨き終えて、鞄を持った。


「お兄ちゃん、準備できたよ」



「よし、行こうか」


お兄ちゃんの車に乗って、学校まで送って貰った。



「バイト終わったら、電話して。多分今日から一週間はそんなに忙しくないから」



「分かった。いってきます」



「いってらっしゃい」


車を降りて、学校の門をくぐる。



教室に行くと、運動部達の鞄が置いてあった。

朝練って、大変そう…


だけど、いいなぁ…