「ん?」

ここ、家じゃない…

目を覚ますと見覚えのない部屋。


白い…


ガバッ

勢いよく起き上がると

フラッ

ベッドに倒れた…



ここもしかして病院…


よく見みれば、カーテンでベッドの周りは囲われているし、左腕には点滴の針がささっている。


ウッ…

ヤバい…吐く…

近くにあった容器を急いで取った。


「っ…ハァ」


気持ち悪っ… 

全然吐けない… 


 
オーバーテーブルに突っ伏していると



シャッ
「琴ちゃん…って、どうした?」


あぁ…この声、蒼生先生か…
 
カーテンが開いて入ってきたのかな