てかお兄ちゃんわざわざ、アメリカから来たの!?

来なくて良いよ…


「大丈夫だよ…」


!?声掠れてる…


「その声大丈夫じゃないだろ。ちょっと開けて」


咳我慢しているのもだいぶ辛い…

ここはさっさと開けて、顔見せてあげれば大人しく帰ってくれるはず。



ガチャ

鍵を開けてドアを開けた。


「琴~」

ギューッ  


あっ…うん…はい…。


開けた瞬間ハグされた。

この家の人は私以外ハグするのが好きらしくて、皆会うとハグしてくる。


ここは日本で、アメリカじゃないよ!!


「琴、熱あるね」



「ん?」


熱?全然気づかなかった。