優しい白衣の彼

「退院したと思ったら、また入院って、心配したんだよー」



「ごめんごめん。でも結構元気だし大丈夫だから」

果南を椅子に座るよう促して、私はベッドに正座した。



「大丈夫じゃないでしょ。点滴刺さっているし痛そ…」



「痛くないから大丈夫だよ」

刺されたときは痛いけど、今はそれほど痛くないから嘘では無いよね?



「いつ頃退院出来そう?」



「まだ分かんないんだよね…でも今度少しの時間だけ学校に行ってもいいって」



「本当!?でも大丈夫なの?」



「主治医の蒼生先生が付きそうって条件でだけど…」



「そうなの?蒼生先生来たら女子生徒達にモテモテだろうね~」



「そうかなぁ…」

確かに優しいし、顔も整ってるし、身長も高いし、高学歴で運動神経も良くてー…

完璧じゃん!!


えっ!?蒼生先生凄っ…


今まで気にしたこと無かったけど、改めて考えると蒼生先生って凄い人なんだ…




「まぁ琴には須藤先生いるから眼中にないよね」



「そんなこと……ないことも…ない…けど…さ」