「そうだね」



「あっ、呼ばれたから行かないと」



「今度学校で会ったら宜しくね~」



「うん!またね」

絢ちゃんが同じ学校の子だったなんてー…

ビックリ!!


あっ…呼ばれた……。


椅子から立ち上がり、診察室の前に置いてある椅子に座る。

この待ち時間が嫌だ。


余計逃げ出したくなる。





ガラッ

「琴ちゃーん」


佐恵さんが診察室から出てきた。

「入って大丈夫だよ」


恐る恐る診察室の中に入って、ドアを閉めた。



蒼生先生がいつも通り椅子に座るように、椅子の方を指している。



あっ!!
蒼生先生珍しく眼鏡かけてる。

眼鏡かけていたほうがお医者さんっぽくみえる。