「琴ちゃん本当に大丈夫?」



「大丈夫だよ。今日は吸入させられたし点滴されたし」



「すっごい嫌そうに言うね」



「嫌だったし」



「もし発作起きたら明日病院来てね。酷かったら電話してもいいから」



「はーい…」

蒼生先生に送って貰って、今は玄関前で蒼生先生に心配されている。

私もう高校生なんだけどなぁ…


蒼生先生もお兄ちゃんみたい…

「じゃあ蒼生先生気をつけて帰って下さいね」



「うん、ありがと」

蒼生先生を見送って、家の中に入った。