「今日は楽しかったよ!!ありがとう響紀」


車から降りて、ドアを閉めると

助手席の窓が開いて

「僕も楽しかったよ。また今度遊びに行こうね」



「うん!バイバイ」

私が手を振ると、かるく手を振ってくれた。



響紀の車が見えなくなるまで手を振って、家の中に入った。


「ただいまー」



「お帰り~どこ行ってたの?」

リビングからお兄ちゃんが出てきた。


「プラネタリウムだよ」



「楽しかった?」



「うん!!」



「そっか~良かったな!!あっ、もうすぐご飯だから手洗っておいで」



「はーい」


手を洗う前に、自分の部屋に行って荷物を片付けて、コートを脱いだ。