言ったら、土下座して謝りそうだし。


それにしてもちょっと重い…


響紀、膝の上で寝ちゃってるんだよね…

ちょっとツンツンしてみても全く動かない。



敷いていた布団の上に寝てくれてるから動かして寝かせる手間は省けるんだけど、

私どうやって寝れば良いんだろ?


ちょっと動いてくれないかなー…


「おーい…」



「スースー…」



「響紀先生ー急患ですよー」



「っはい!!今行きます!!」


あっ起き上がった。

でも目は閉じたままだから寝ぼけてるのかな?



ドサッ


「っ~…」


次は抱きつかれて、押し倒された。

もうこれ、心臓が持たないよー…


まさか響紀ってハグ魔なの?キス魔でハグ魔……




布団の上に寝ているから、掛け布団が掛けれない…


手を伸ばしてベッドの上の毛布と掛け布団を取ろうとするけど中々とれない。

響紀が上に乗ってて、動きづらい。



あとちょっとなんだけど…


「やっと取れた…」


布団をバサッと掛けてそのまま眠った。