優しい白衣の彼



ファーストキスなのに、酔っ払ってる響紀に奪われるなんて…


「何考え事してんの?」



「んっ…ハァハァ」

キスが長くて、キスしてると頭がボーッとしてくる。



「顔赤くて、可愛いよ。凄くそそられる」



「っ!?」


ちょっ…まだキスするの!?

息整ってなっ…


「スースー…」



「へっ?」


もしかして………

寝てる!?


唇が離れたと思ったら今度は寝てる?



もう今度から響紀は徹底的に禁酒して貰わないとダメだ。

もしかしてお兄ちゃん達のお酒間違えて飲んじゃったのかな?


前に響紀、お酒飲むとすぐに酔っぱらうからお酒は飲まないようにしてるって言ってたし。



「それにしても…」


こんなに気持ちよさそうに寝て~…

明日覚えてなかったら、このことは秘密にしておこう。