優しい白衣の彼



響紀先生が座っているソファに座るのは恥ずかしいから

ソファの下に座った。


響紀先生はお父さんのお酒の相手をしてくれているから声をかけづらい。

お父さんは響紀先生とお兄ちゃんと、楽しそうに話してるし。


「琴ちゃんも一緒にソファに座ろうよ」



「いえ、それはちょっと…」



「ん?なら僕がそっちに行くね」


ちょっ…

近いんですけど…


ソファからおりて、ソファにもたれる感じで2人並んで床に座っている状態。

肩が…当たりそうなんですけど。


響紀先生は全く気にしていない様子で、お父さんにお酒をついでくれている。


「もうお父さんったら、お酒飲みすぎですよ」



「たまにはいいじゃないか」



「いつもそう言ってー…、お鍋食べるからお酒はそろそろ控えてください」



「分かったよ…」



「さぁ、皆お鍋食べましょ」


皆で鍋を囲んで、ワイワイ楽しく食べ始めた。