「それに退院祝いするなら皆でお祝いした方がいいでしょ?この前は皆忙しくて退院祝い出来なかったし」
「別にお祝いしなくてもいいのに」
「ダメよ~、退院祝いは大事なんだから!!」
「はい…」
なんで退院祝いにこだわるのかは分からないけど、まぁ美味しいものが食べれるしいっか。
「準備は出来てるから、琴は座って待っててね」
「手伝うよ」
「病み上がりの子は大人しくしててくださいね」
「少しくらいいいじゃん」
「俺が手伝いますよ」
蒼生先生が後ろから現れて、お母さんのほうにいった。
「あら、お客さんなのに悪いわよ」
「いえ、手伝わせてください」
「蒼生君ありがとう」
「気になさらないでください。琴ちゃんは、響紀と一緒にお話でもしてたら?」
「うん」

