優しい白衣の彼




「琴~」



「んー…何?あれ家だ…」


お兄ちゃんに起こされて起きると、自分の部屋のベッドの上だった。

もう外は暗いのか、カーテンは閉められて電気が付けられている。



午前中病院出たはずなのに、どんだけ寝てたんだろ?


寝過ぎじゃない?



「家についても全然起きないから運んで寝かせておいたんだけど、夜ご飯できたから呼びに来たよ」



「もう夜ご飯の時間!?」


本当に寝過ぎじゃん…

病院に入院していたとき、結構寝ていたしなぁー…


学校行っても、爆睡してそうで怖い…


あっでも、いつも授業中寝てるや。



「まだ眠い?」



「ううん、もう眠くない」



「そっか、夜ご飯食べれそう?」



「うん、お腹空いた」



「ならした降りよっか」