お母さんの目がキラキラしてる…
恥ずかしいからやめて欲しい…
「もうお母さん恥ずかしいから…」
「はいはい、須藤君琴のこと宜しくお願いしますね」
「はい」
「じゃあお母さんはそろそろ帰るから、明日はお父さんが迎えにきてくれるからね」
「うん、分かった。気をつけて帰ってね」
「じゃあね」
お母さんが帰ると、蒼生先生が
「明日退院だからって良くなってる訳じゃないからね」
念を押すように言ってきた。
「分かってます、毎週通院しないと行けないんですよね…」
「来なかったらどうなるか分かってるよね?」
「…」
どうせ行かなかったら、お兄ちゃんか蒼生先生に無理やり連れて行かれるんだ。
バイト先にやって来るだろうし。
家近所だから普通によく家来るし…