「蒼生~」

スタッフステーションで、カルテの打ち込みをしていると颯汰が

白衣を脱ぎながら入って来た。




「颯汰、オペ終わったのか?」



「さっき終わったよ…疲れたー…」



「なんで内科の方に来たの?」



「んー、琴の様子見にいく途中に蒼生がいるの見えたから」



「琴ちゃんなんだけど「何?なんかあったのか?」

凄くクイ気味で聞いてきた。



「熱で「熱!?大丈夫なのか?」



「今は眠っているんだけど、いつ発作起きてもおかしくないんだよ。さっきも発作起きたし」



「さっきも?えっ、ちょっ…」



「そんなに慌てるなよ」



「今すぐ行く!!」



「おい、ちょっ!」

白衣を投げられて、キャッチしつつ

走って琴ちゃんの病室に向かう颯汰を追いかけた。