優しい白衣の彼



「1つ聞いておきたいんだけど、僕なんかでいいの?」




「だから…先生がいいんです!!先生が好きなんです!」

顔を隠していた手が気がついたら離れていて



「顔真っ赤」

須藤先生に見られた…


「今は言わないでください…」

布団を頭までかぶって隠すと


「可愛いよ、ほら布団からでておいで。呼吸苦しくなっちゃうよ」

呼吸が苦しくなるのは嫌だから大人しく布団からでた。



「……」

あぁやっぱり恥ずかしい…

もう心臓の音聞こえちゃいそうなくらいバクバク鳴ってる。



「琴ちゃん」



「はい…」


なんか真剣な顔してる先生に、思わず身構えると



「僕と付き合って下さいって言うの忘れてた」



「プッ」