優しい白衣の彼



「あの、ですね…実は私も……先生の事が……………好きです」


言っちゃった!!

俯きながら話しているけど、顔真っ赤か。

耳も千切れるんじゃないかってぐらい熱い。


「琴ちゃん…」



「何ですか…?」

掴んでいた腕を離して必死に顔を隠した。



「顔見せてよ」



「ちょっと無理です」

先生に背を向けて必死に顔を隠していると

「きゃっ…」

軽々と持ち上げられてベッドに座らされた。

 

「風邪引くと行けないから布団かけるよ」


コクコクと頭だけ上下に振って、話さないようにした。

だって今話したら絶対声震えるし、噛んじゃいそう。