「目覚ましたって蒼生先生から聞いて…実はね言いたいことあるんだ」



「…?」

まだ息が上がっている須藤先生。

いつもと違って少し疲れた顔してる。


それに走ってきたのか髪も乱れてる。



「僕は、琴ちゃんの事が好きです」



「えっ!?」


何かのドッキリ?

どこかにカメラでもあるわけ?


ドッキリじゃないとしたら、それって………


「本当は一生言うつもりなんてなかったんだ…だけど果南ちゃんに当たって砕けなさいよって言われ

て、決心がついたんだ」



「……」

えっ、これどうすればいいんだろう…

なんて言えば良いんだっけ??


頭の中がテンパりすぎて、えーっとえーっと……



「ごめんね、僕の告白に付き合わせちゃって、それじゃあ僕は「待って!!」


ベッドをおりて裸足のまま須藤先生の腕をつかんだ。