「ん…」


なんかここ最近運ばれてばっかだな…

また点滴刺さってるし…



そういえば果南…

あのあと私が走ってから、どうしたんだろ?


棚に置いてあったスマホの電源を入れてみるとメールが送られてきた。


メールを見ると、凄く心配している内容のもの。


ベッドから起き上がって、スリッパを履いて

電話出来る場所に向かった。


果南に電話をかけるとワンコールででた。


「もしもし果南」



「もしもし琴?大丈夫??」



「うん、昨日はごめんね。倒れちゃって…」



「気にしないで、あのさ今日あえるかな?」



「うん」



「お見舞いに行っていい?」



「もちろんだよ」



「会ってしっかり話したいことあるんだ」



「?分かった…待ってる」