座っているのも辛くなってベンチから落ちるように倒れた。

吸入器病室に置いてきちゃった…


あぁ…また入院延びる…


てか、ベンチから落ちたの痛いし…


「誰か来て下さい!」



「ゴホゴホッゼェゼェ」

近くに居た医者が綾ちゃんの声を聞いて来たらしく、なんか話し掛けているけど

苦しすぎて聞き取れない。


必死に呼吸しているんだけど、変な音だけ聞こえてくる。



そのあとはストレッチャーに乗せられて処置室に運ばれた記憶しかない。