「あのね、この学校の子、違いを許さないからね。気をつけて。」
「え?」
 お弁当を食べていた手が止まる。
「でも、景子さんは、関東出身だから、平気かな。」
 聖子さんは、少し悲しい顔して苦笑する。
「大丈夫なの?聖子さん。」
「うん、大丈夫、それに、嬉しいよ。」
「え?」
「景子さんに会えて!」

え?