ゾットする。
これが、これが中身が満タンに入っていたら、どんなに衝撃は大きかった事か。

運が良かったのか、悪かったのか。
不幸中の幸いとか言うのよね―

「あんたさ、その方言、聞くの嫌なんだよ!」
ドキッ。
そんな事、言わないで―

「聖子さん!」
あの声が聞こえてくるまでは、放心状態だった。