そして、朝。

リビングにいき、席につく、愛しの人背中を見ながら、幸せを噛み締めていた。



「おはよう」


「瑠佳、おはよう」


「あっ、愛与君、元気になったの」


「うん」



頭を撫でると満面の笑みで答えてくれる。



「愛与、元気そうだな」


「命、おはよう」



この空間が一番好きだ。



「仲直りしたみたいだな」


「発端はお前だけどな」


「でも、ガキみたいに意地張ってるから、
長引いただけだろ」


「はぁ、お前、本当に嫌なやつ」



また、始まった。



「お前の分作ってやんねぇぞ」


「とか、いって、作るんだろ。
あとあと、瑠佳にどうしてって突っ込まれるからな」



瑠佳が俺の袖を引っ張ってきた。



「二人とも仲良しさんだね。
喧嘩するほど仲がいいんだって」


「そうかもね」



二人で笑ってた。