愛与と春毘の部屋


そんなこと、話したんだ。



「それに、俺は、お前が居てくれればいいみたいだから――。
それで、愛与は、どうしたい?」


「うん、俺も今の関係を壊したくない。
今も幸せだから、春毘も居るし」


「そうか」



少し耳を赤らめている、春毘がかわいく見えた。



「なぁ、愛与、キスしていいか?」


「うん、しよ、春毘」



キスをしようとしたとき、

大きなお腹の音がなった。



「あっ」


「愛与、お前、ムード壊すなよ」


「ごめん、ごめん」



そう言いながらも、優しくキスをした。



「さて、愛与、腹減ってるみたいだし、直ぐ作って来る」


「うん、待ってる」