「先生、あたしのこと嫌いなのは知ってる。けど、あたしのことどう思ってたの?」

これが、聞きたかった。
振られたから嫌いなのはもうわかってるけど、たとえ傷つくことでも聞いておきたい。


そう聞いたら先生は急に真剣な顔して言ってくれた。

「僕は結城のこと好きだよ」って。

一瞬、夢かとうたがったくらい
その一言が嬉しかったの。