遥「そこで、さ提案なんだけど」

真「なに?」

遥「俺らの仲間にならない?」

…仲間、か。
確かに白桜の人達はいい人。
だけど私には少し…

真「あたたかすぎる…」
つい声に出してしまった。
それは涼介によって拾われる事になる。

涼「俺達も色々ワケありなんだ。だから真白ちゃんの事も全部は理解出来なくても少しずつ理解していくつもりだよ」
…涼介って、どこか空兄に似てる…。

真「…わかった。けど、葵…はあたしが入って嫌じゃない?」

葵「なんで?」

真「女の人嫌い…なんでしょ?」

葵「…は?なんで知ってんの…」

真「あたしね、だいたいわかるの。だから、あたしが入って元からいた葵が嫌な思いするのはダメだと思って」
本当に思うんだ。
葵の居場所を奪っちゃダメだって。

葵「真白なら、いい」

真「…へ?」

葵「よろしく、真白」

真「あ、うん?…葵、ありがとう!」

葵「こちらこそ」

遥「決定、だね」

涼「白桜へいらっしゃい、真白ちゃん」

瑠「じゃあさっそく倉庫行かへん?」

葵「…行く」

まぁ、一件落着?