目を開けると真っ白な天井。
そういえば、私の名前も真白。
白なんて私には似合わない名前だ。

…なんて、思っていると

ーガラガラ。

律「真白!!」

真「りっちゃん…どうしたの?」

律「どうしたの?じゃねぇよ!
倒れたって聞いて…はぁ…」

そう言って、りっちゃんは
床に座り込んだ。

真「りっちゃんごめん、急に寂しくなっちゃって。空兄のこと思い出しちゃったんだ」

律「そうか…真白、無理はするなよ?」

真「…うん」

律「お前ら、入ってこいよ」
…お前ら?誰…?
そこに入ってきたのは…

遥「失礼します」

白桜達だった。

というか、あたし結城遥以外の名前
全員忘れちゃったかも。

真「結城遥…とその仲間達…」

瑠「ぶはっ…俺等名前覚えられてないやん!」
関西弁のこの人…うん、忘れた。

涼「じゃあ、もう1度自己紹介するね。俺が副総長の坂本涼介。この関西弁アホが佐伯瑠希。最後にちょっと無口なのが笹川葵。どう?覚えた?」

瑠「なんで俺関西弁アホなん?!」

遥涼葵「「「アホだから」」」

かわいそうに…。
というか、
涼介、瑠希、葵…

真「うん、覚えた」

遥「そういえば、君の名前聞いてなかったから良ければ教えて?」

あぁ、自己紹介してなかったか。

真「あたしは、神崎真白」

遥「真白、か。いい名前だね」
…結城遥は褒めるのが上手なのか。

真「ありがとう」
素直に言っておいた。

律「真白、じゃあ俺戻るな」
…あ、りっちゃんいたんだ…

真「りっちゃん、ありがとうね。」
その時私は笑っていた。

律「…//おう」

そうして、りっちゃんは戻っていった。