そして花火大会当日
新しく買った浴衣をおばあちゃんに着付けしてもらって髪型はお姉ちゃんにかわいくしてもらった。
「先輩と楽しんできなよ!」
「うん!ありがとうおねえちゃん!」
わたしとお姉ちゃんは仲が良くてわたしに好きな人がいることも知ってる。
「そろそろ告白しちゃいなよ。」
「告白するなんてそんなことできないよ。」
「先輩 今年卒業しちゃうんだよ?どうするの。」
そう。先輩は今年高校3年生。
この田舎に残るとも限らないから花火大会に一緒にいけるのも今年が最初で最後かもしれない。
「う〜ん、どうしよう。今日言うべきなのかな?」
「わたしは今日いっちゃったほうがいいと思うよ。けじめつけないとね。」
「わかった。がんばってみる」
「よし!頑張ってきな!
ほら!時間だよ。いってらっしゃい。」
「いってきます」
お姉ちゃんに背中を押され家をでた。