「まぁなんでもいいが、ほどほどにな。って!おまえら次移動教室だぞ」

慌てて机に戻り理科の用意を雑にまとめてヤギと一緒に廊下を駆け抜けた


外で50メートルを測ったりするときはあまり速くないのに、
廊下を走っているときは
なぜかものすごく自分が速い気がする

なんでなんだろうな。


まぁ、いっか。


吹き抜ける風のように、僕の心は透き通っている気がした。