好きを、何度でも

『キーンコーンカーコーン』

着席のチャイムと同時に教室に飛び込んだ僕らは、荷物を置くと同時に

「アウトー」

と言われ、廊下で中学初の指導を受けた

廊下でおとなしく斜め45度を向き静かにしていればすぐに終わる


先生の長いクドクドが終わった後横で気をつけをしていた詩帆が「てへ」という感じでこっちを見た



教室に入って、視線のスポットライトを眩しいほど浴びて僕らは席に着く

そして朝のホームルームがおわり、仲のいい青柳、通称ヤギのところに行った

横目で追っていた詩帆もどうやら仲のいい女子のところに行ったようだ