時空転送装置に備え付けられているメールボックスにそれは振り分けられトモの手元に届いていた小指の爪先のさらに半分ほどのディスク形態のそれ。
普段あまり自分宛のメールに縁がないトモだったが、躊躇う事なく軽く指先で触れた。
するとそれは、まばゆく発光しトモの体を包みこんだ。


…本人認識完了しました…

機械音声とは思えない流暢な女性の声と共に、ホログラムプログラムが再生される。