俺の半径3メートル以内に近寄るな。 【完】

「あとは次の曲がり道を右に行けば、もうすぐつくね」




「そうだねっ花ちゃん、頑張ろ!」




「うんっもうひと踏ん張りだね!」




確認し終えると、私たちは最後のスタンプ場所に向かって歩き出した。




柊くんは冷静さを取り戻したのか、一番後ろでついてくるように歩いていた。




さっきの女の子たちのことが、相当気に食わなかったのかな。
にしても、ちょっとイライラしすぎだとは思うけど。




そして最後のスタンプ場所へとたどり着いた。




最後のゴール地点は全員同じで、この場所がバーベキュー会場になっていた。




「結構沢山のグループがゴールしてるんだね」




てっきり一番のりかと思ってたけど、どちらかというと遅いほうじゃん。