「今年はどこ行くんだろうねっ」




涼香ちゃんはにこにこと笑い、楽しそうにしていた。




「私、体力にはあんまり自信ないから、山登りとかはやめてほしいかも」

「ははっそれ私も!」

「そういえばグループ決めとかは、どうなるんだろうね?」




たぶん明日くらいに先生のほうから話があると思うけど。




「うーん、くじ引きとかかな?」

「だよね…」




涼香ちゃんと一緒のグループになれるようにお願いでもしておこうかな。




それからも色んな話で盛り上がり、いつの間にか外は真っ暗になってしまっていた。




「やばっもうこんな時間だ。涼香ちゃんそろそろ帰ろっか!」

「ほんとだっそろそろお開きにしよっか」




私たちは店員さんに「ご馳走さまでした」と告げると、カフェを出た。




そして分かれ道まで一緒に帰り、それぞれの帰路へと着いた。