「ほんとにいつもお疲れだね。今日はいっぱい喋ろ!」




涼香ちゃんも小さな笑い声を立てながら笑みを零していた。




「よしっそれじゃ行こう!」




私はカバンを持って立ち上がると、涼香ちゃんと共に学校を去った。




そして、桜の坂道を下った場所に建つ、こじゃれたカフェへとやってきた。




ここのミルクティが美味しいと先生たちから聞いて、涼香ちゃんを行こうって前々から約束をしていたのだ。




私たちはお目当てのミルクティを注文すると、お互いくすりと笑いあった。




「学校帰りにこうやって友達とカフェに入るの夢だったんだよね」

「私もっ!なんか高校生って感じだよね。今日は付き合ってくれてありがとう花ちゃん」

「いやいやっお礼言われるほどのことじゃないよ」




そしてミルクティがくると、私たちは小さく乾杯をし、一口すすった。