俺の半径3メートル以内に近寄るな。 【完】

柊くんは眉間にしわを寄せ、不機嫌そうな表情を浮かべ、




「俺の半径3メートル以内に近寄るな」




ん?




「分かったならさっさと離れろ」




んぅぅっ!?




と、言ったのだった。




あまりのことに流石の私も言葉を失ってしまっていた。




ポカンと口を開け、思考停止状態のままその場で固まった。




えっと、ごめん…今なんて言った?




やっと動き出した脳で、状況を理解しようとした。