俺の半径3メートル以内に近寄るな。 【完】

結局一人でやる羽目になっちゃったなぁ~…

しかも結構量あるんだけど、これ終わるのかな。




山積みとなった資料を見つめ、ため息が零れた。




ふと、ブレザーのポケットに手を突っ込むと、携帯が入っていないことに気がついた。




あっ、机の引き出しに携帯置いたまんまだったかも。

仕方ない、取りに戻るか~




私は一旦教室へ携帯を取りに、空き教室を出た。




そして再び教室へと戻ってくると、人影を発見した。




「あれ?柊くん?」




そこには何故か帰ったはずの柊くんの姿があったのだ。




自分の席に立って、机を見つめていた。