俺の半径3メートル以内に近寄るな。 【完】

「もしかして…先に帰ったの!?」




ちゃんと私言ったのにっ

一人だけサボりだなんてずるい!先生に言ってやる!




「柊くんならその可能性もあるよね」




そう言って涼香ちゃんは苦笑いをみせていた。




「もー!結局私一人でやることになるじゃん!はぁ…」




「ははっ頑張れ花ちゃん。それじゃ、私先に帰るね」




「うんっばいばい!またね」




涼香ちゃんと別れると、私はカバンからメモ帳を取り出し、あることを始めた。




「………これで、よし」




満足げにそれを見ていると、教室のドアが開いた。