俺の半径3メートル以内に近寄るな。 【完】

「うん…」




「柊くん、大好きだよ。ありがとう」




「…おう」




柊くんは照れているのかぶっきらぼうにそう答えるだけだった。




ま、これも柊くんらしいけどね。




「花」




「んぅ?」




「女嫌いの俺がお前を好きになったんだ。…覚悟しとけよ?」




「覚悟って…?」




そう聞き返すと、耳元で柊くんの小さな笑い声が聞こえたかと思うと、額にキスをされた。