俺の半径3メートル以内に近寄るな。 【完】

「花…」




「ん?」




「今まで酷い態度や傷つけるようなこと言って悪かった。本当にごめん」




「仕方ないから、許してあげる」




正直、むかついたこともあったし、本当に悲しかったこともあったけど…




それも全部含めて柊くんだもんね。




私は全部の柊くんを受け止めるよ。




「柊くん…誰かを好きになるってこんなに素敵なことなんだね。私、知らなかったよ。初めて好きになった人が柊くんでよかった」




そう言って私はギュッと柊くんに抱き着く力を強くした。