私はやれやれといった様子で、ゆっくりと席に座った。



まぁ、学級委員なんてどうせ先生の雑用係みたいなものだもんね。
これくらいならやってもいいかな。




そんなことを思いながら、黒板に目を移した。




あれ?そういえば、もう一人の学級委員は誰になるんだろう。




学級委員は男女でやるきまりになってるから、もう一人はきっと男の子がやると思うんだけど。




どうせ一緒にやるなら、話しやすそうな人とやりたいなぁ。




…間違っても絶対、絶対隣の人だけは無理。




窓の外から入る温かい陽射しを受け、気持ちよさそうに隣で眠っている彼をみた。




柊くんみたいな人と学級委員なんてやったら、絶対仕事進まないだろうな~

同じ係になる女の子かわいそう…あ、でも一応モテてるからみんな一緒になりたいんだよね。




ほんと、どこにみんな惹かれてるのか、分かんないや。




私にボロクソ言われているとも知らず、柊くんはスースーと小さな寝息まで立てていた。