俺の半径3メートル以内に近寄るな。 【完】

「花~」




この声は…




後ろへ振り返ると笑顔の涼太くんが立っていた。




「どうかした?」




「あのさっ、今日学校終わった後とか用事ない?」




「んーっと、今日は…」




確かホームルーム終わった後に、柊くんと先生に職員室来てもらうように言われてたけど。
今日は雑用じゃないって言ってたし、ただの話だけらしいからすぐ終わるか。




「先生に呼ばれてるから、それ終わった後なら大丈夫だよ!」




「そっか!じゃ、中庭で待ってるから終わったら来て」




中庭に来てって何だろう?
なにか話したいことでもあるのかな?




私は「分かった!」と返事をすると、教室へと入りそれぞれの席へと座った。