俺の半径3メートル以内に近寄るな。 【完】

それからというもの柊くんは何事もなかったように作業に戻ったのだった。




結局さっきのなんだったんだろう…?




涼太くんと何話してたのかも教えてくれなかったし。




うーん、気になるのにぃ!




でも、柊くんの機嫌も直ったみたいだし、とりあえずよかったのかな。




横目で作業する柊くんを意識しつつ、私も作業を始めたのだった。




ほとんどの作業が終わっていたためあっという間にすべてやり終えた。




「…帰るか」




そう言って柊くんは立ち上がった。




「そうだね!お疲れ様。また明日ね」