彼に言われた言葉が頭を駆け巡っていた。




何回思い出してもむかつくっ

絶対に忘れないんだからね。




そもそも隣の席にならなければ、ファンの子に目をつけられる必要もなかったのに。




早く席替えやらないかな~




先行きに不安を感じ、大きなため息を吐いた。




とりあえず、柊悠翔とは関わらないでおこう。

そのほうが私自身のためになる、うん。そうだそうだ。




向こうも女嫌いって言うなら、関わってくるはずないし、お互いが関わらなければいい話なんだから。




そんな小さな決意を胸に、再び気合いを入れなおした。




明日はもっとクラスの子と仲良くなれるといーなーっ

よし、頑張れ私っ!負けるな!




しかし、私のそんな小さな決意は見事明日に打ち砕かれるのであった。