自分の気持ちにやっと気づくことが出来た。




やっとこのイライラの意味が分かった。




それを気づかせてくれたのが成宮だっていうのはちょっとむかつくけど。




…まさか俺がまた、誰かを好きになるなんてな…




しかもそれが花って…




ふっ俺も趣味悪いよな~




教室へ向かう途中、俺は小さく笑みを零していた。




「俺も負けてらんねーな…」




そして俺は花の待つ教室の扉を開いたのだった。