俺の半径3メートル以内に近寄るな。 【完】

包みの中から現れたのは、私のお気に入りと言っていたお店のキーホルダーだった。




「今日のお礼にって思って、プレゼントと一緒に買っておいたんだ」




「そうだったんだ!ありがとう!」




すっごく嬉しいっ
うわっ可愛い~!
こういうの欲しかったんだよね。




私はキラキラと輝く花の形をしたキーホルダーを見つめた。




「花に喜んでもらえてよかった!じゃ、じゃあ…俺帰るね!またね!」




そう言って涼太くんはニカッと笑いながら帰った。




そんな涼太くんを見送ると私も家へと歩いた。




家についてからも涼太くんにもらったキーホルダーをずっと眺めていた。