俺の半径3メートル以内に近寄るな。 【完】

「じゃ、私そろそろ帰るね」




そう言って歩き出そうとすると腕を掴まれた。




「涼太くん?」




「これ!……今日のお礼」




そう言って差しだされたのは、可愛くラッピングされた小さな包みだった。




「…?これ、私に?」




聞き返すと涼太くんは首を縦に振った。




なんだろう?
この包み紙どこかで見たことあるような。




そしてゆっくりとその包みを開いた。




「あっこれって!さっきのお店のじゃん!しかもこれ…可愛いっ!!」