俺の半径3メートル以内に近寄るな。 【完】

「ほんとに今日はわざわざ付き合ってくれてありがとなっ」




「いいよ全然!どうせ暇だったし、私も楽しかったから」




涼太くんってばずっと私のこと笑わせようとしてくるし、かと思えば真剣に妹さんのプレゼント選んでて、見てるこっちも楽しかった。




「ほんと!?じゃ、また今度一緒に買い物いこ!」




「うん!いーよ!」




あれ?涼太くん顔赤くなってる?
気のせいかな?




涼太くんは小さくガッツポーズようなものをしていた。




それからカフェで昼食を取り終えた後、そのまま帰るのも時間が早かったため映画をみて、二人で感想を言い合って、最初の待ち合わせの場所まで帰ってきた。




「花、今日はほんとにありがと!」

「私こそありがと~楽しかったよ」




男の子と二人で出かけるのってもっと緊張するかと思ってたけど、相手が涼太くんだったから変に緊張しないで済んだし、私も楽しめたしよかったよかった。