「ごめんなさい。今はそういうの考えてないので…」




私はそれだけを告げると逃げるようにその場を去った。




そして教室へと戻ってくると、涼香ちゃんが出迎えた。




「おかえりっ花ちゃん。また告白?」




「うん…告白…なのかな?全く話したこともない人だったんだけど…」




どうせ、また何かの罰ゲームとかなんじゃないの…?




普通、話したこともないような人好きにならないでしょ!




「花ちゃん可愛いから有名なんだよ~それにもうすぐで夏休みじゃん?だからみんな花ちゃんの彼氏になろうと必死なんだよ」




「は、はぁ…」




涼香ちゃんが言っていることさえ疑わしく思えてきてしまう。