◇◆◇◆ 悠翔 side




後ろから小さな寝息が聞こえていた。




静かになったと思ったら、寝たのかよ。




ほんと、子供みたいなやつだな。




「ふっ」




自分でも気がつかないうちに自然と笑みが零れていた。




にしても、本当に何もなくてよかった。




もう少し俺が遅れてたら今頃どうなってたんだか。




ほんとにこいつは危なっかしい。




見ているこっちがひやひやさせられる。