俺の半径3メートル以内に近寄るな。 【完】

あの、柊くんがだよ!?




しかも女の私に謝るなんて…




私、夢でも見てるのかな。




自分の頬を引っ張ってみたが、ツンと頬に痛みが走るだけで何も変わらなかった。




「夢じゃ、ない…」




「は?何言ってんの。俺だって謝るくらいのことするから」




そして続けて言った。




「前は俺も言いすぎたって思っただけ。それだけだから」




「う、うん…」