俺の半径3メートル以内に近寄るな。 【完】

「花ちゃん…大丈夫?顔色悪いよ?」




そう言って涼香ちゃんは眉を八の字に下げ、心配そうな表情を浮かべた。




「私なら大丈夫!夜道は一人で帰ってないし、今日は雨も降ってないし。大丈夫だよ!」




私は涼香ちゃんを心配させないようにと笑顔をみせた。




ほんとは結構ビビってるけど…




まあ、足音や視線なら最近ちょっと慣れてきてたし…




「ほんとごめんねっ私今日も委員会だから一緒に帰れないし…」




「ちょ、頭あげてよ~そんなに心配しなくても平気だから!ね?」




涼香ちゃんにこんなに心配かけちゃってほんと申し訳ないっ

これ以上涼香ちゃんに心配かけないようにしないと!




「う、うん…なにかあったらすぐ連絡してね!?」